3/24の話題の後半となります。
この日は王子方面とか花見で回った後に京浜東北線で下ってきて、3/14に開業した
高輪ゲートウェイ駅へ行ってきました。
駅名の命名時には一部の著名人などがWebで批判的な意見を言ったりして騒いだ
イメージもありますが、個人的には周囲との兼ね合いとかあったりしてこうなったと
思っているので駅名に対する異論っていうのは当初からなかったですね。
まずは適当に車両を駅端から撮ってみました。
撮ってみた感じだと一番いいのは山手線外回りですかねぇ…。
[1]E235系 トウ01編成
ちなみに京浜東北線は山手線と同じポイントで北行の後追いを撮ってみました。
田町以北は京浜東北線が両端を走り、その間に山手線となるので、京浜東北線の
北行は高輪ゲートウェイ→田町間で山手線をオーバーパスしていくのでこのような形と
なります。
構内に関しては屋根が高かったり、開放的な通路など全般的にゆとりのある構造となって
いるので、このような形で下を走る列車をガラス越しで撮影することができますね。
[2]E233-1000系 オオ161編成 北行後追い
[3]E233-1000系 北行構内
ちなみに旧田町電車区(閉鎖時は車両センター)の隣の駅より、京浜東北線
南行の隣は東海道本線上りですね。
なお、東海道本線下り線は留置線を隔てた向こう側ですね。
[4]E231系 U55編成
ひとまず駅端でどんな感じで撮れるかなど紹介したところで、構内の状況を
紹介していきたいと思います。
構内の駅名標は時刻表の表示がないタイプの枠の配置。
JR東日本では青梅線などの一部の駅ですでに時刻表を撤去して表示器に頼って
いるという話は聞きますが、逆に高輪ゲートウェイのような通勤客などがメインと
なるならそれでもいいとは思いますけどね。
表示器は最新タイプのものを導入しており、ちょっと文字サイズが小さ目なのが最近の
JR東日本に導入されているのに共通しての欠点だと思いますね。
路線・方面に関しては変わるわけではないので枠外にして1本目は表示を大きめに
するなどの配慮が必要かなぁ?というのは見ていて思いましたね。
自販機に関してはacureのイノベーション自販機がメインで、一部は一般の自販機で、
Suica専用など様々なパターンのものがあります。
駅のデザイナーは隈研吾氏によるもので、隈氏のデザインの最近の鉄道のものとなると、
だと、京王の高尾山口駅、西武の4009F(52席の至福)などがありますね。
構造としては高さのある構造とし、屋根の高さがある開放的な作りになっています。
また、東海道新幹線は上に上ると京浜東北線側の窓の外に見えますが、こちら側の通路は
業務用の通路っぽいので、一般的には解放される予定はなさそうですね。
EVもさながら全体的にガラス張りで見えるところが多いというのもあり、天気がよければ
明るさも結構な感じですが、雨の降った時や夜の暗さでどうなるのかというのは気に
なりますね。
ただ、あの方面に夜とかに行く用があるかどうかね・・・。
ライティングを見ると電球色にも見えるところはあるので昼夜で替えるんですかね…。
また、別の階段から行っても通路が上でつながっていて、歩きながら下を走る列車が
見れるというのは画期的な設計だと思いますね。
ちなみにサイン関係のフォントですが、明朝体でデザインとしては見づらいという話が
開業当初に聞かれたので、その辺も意識して見てきましたが、コンコース部に関しては
通常の番線案内ということで、ゴシック体となっており、わかりやすい太さではありますね。
ただ、問題視されていたのは改札のところだけで、他は特に問題ないように見えますね。
構内のデジタルサイネージはJR東日本エリアの四季をイメージしたものを流して
いましたが、開業からまだ日が浅いということもあって、乗降客数が未知数という
のもあってか、広告を出稿するにはまだ効果が出るか微妙な気はするので、
しばらくこのまま映像流しているっていう状況なんですかねぇ?
発車案内はこんな感じで山手線、京浜東北線ともに2~3本表示になっていますね。
明朝体に関してはいろいろとネットとかでは問題になってはいましたが、文字の間隔の
ほうを見ると、違和感はそうないかとは思いますね。
ただ、見やすさをJRの他の駅で採用している通常のゴシック体と比較したら見づらいと
いうのはあるかもとは思いましたね。
これが前述の隅氏デザインの駅である高尾山口の駅の駅舎の駅名表示で批判的な
形で言われなかったのは改札上でないことや、それなりの文字の大きさであったというのは
あるでしょうね。
ちなみに駅改札部分が2階となるので、スターバックスのあるエリアは3階フロアとなります。
ここからでもホームのある1階エリアが見えるような造りになっていますね。
また、スターバックスに関してもこの高輪ゲートウェイ駅店はキャッシュレス特化だったり、
スマートオフィスという形での簡易パーテーションを設けたりと実験店的な要素がある
店でもあります。
運賃表に関しては日本語と英字の交互表示ですが、どちらもそれなりの時間(10秒あるか程度?)
で切り替わる形なので特に問題はないと思いますね。
ただ、みどりの窓口はないので指定席券なども一部の自動券売機での購入となり、複雑なものは
品川駅などのみどりの窓口のある駅に行く必要性はありますね。
そして近くにあるタクシーの行灯殺しともいわれる地下道の「高輪橋架道橋下」のほうは
再開発にともない、4/12をもって車両が通行止め、歩行者と自転車(押し歩きに限る)の
ほうにも行ってきました。
両側の出入口あたりをとってみましたが、かなり低いですね。
こちらのトンネルのほうは1.5mという高さであることから、男性だとかなりの人が下を向き
ながら通らないときつい状況ではありますね。
また、これに関連する付近の動きでは、泉岳寺駅のほうはホーム拡幅に向けての工事が
されており、将来の本格的な街びらきがされたときの高輪ゲートウェイ駅との乗換対策も
される予定ではあるようですね。
実際に行ってみた感じとしては全体的なデザインの次世代を感じさせるデザインなど
斬新な部分はありましたが、時刻表などはやっぱり通常通り駅名標とセットであったほうが
よかったのでは?って思うところとか気になった点はいくつかありましたね。
今後、どういう形で街づくりがされて規模が拡大していくかは興味あるので、数年後に
商業施設とかで来てからまた行ってみたいですね。