10/7の話題となります。
この日は鉄道総研の年1回の一般公開である「平兵衛まつり」が
開催とのことだったので、都内方面に向かう前に覗いてきました。
ちなみに今年が30回目とのことでしたが、いろいろと用事が
重なったりしてこれたのは初めてでした。
まずは屋外のリニアモーターカー展示から。
カッコ内の路線名は試験運転等を行った路線です。
[1]MLX01-3 (山梨実験線)
[2]ML100(国鉄鉄道技術研究所)
[1]が実用化に一番近い車両で、山梨実験線の初代車両です。
最高時速は581kmhを記録しています。
[2]は1972年落成の国鉄鉄道技術研究所(現:鉄道総研)内での試験車両。
当時の実際の走行は480m程度の構内線にて最高時速60km/hにて試験を
行っていたようですね。
[3]ML500(宮崎実験線)
本格的な実験線を敷設してのリニアモーターカーの運転は
1977年敷設の宮崎実験線が初となり、無座席の試験車でした。
最高時速の記録は517km/h、車体長は13.5mと短めでした。
そしてちょうど行ったときにレール溶接・切断の実演をやるのに
タイミングが間に合いそうだったので、まずはそちらへ。
最初にガスバーナーを使用してのレール切断の模様を紹介してました。
順番としては側面をやったあとに上部という順番で施工していきます。
続いて溶接ですね。
今回はテルミット溶接のうち、ゴールドサミット溶接という方式の
解説で約30分の所要時間でした。
この画像の作業の前に溶接部への砂詰めがされており、
その砂にるつぼからの前もって予熱されてた高熱の溶鋼注入が
されます。
その時には化学反応(還元反応)が発生するわけで、このような形で
炎が発生します。
溶接したレールに関してはグラインダー(左画像の機械)にてレール頭部を
切断、その後は人力で側部の塊を叩いていきます。
試験線に関しては周回ルートの狭軌線があるほか、一部には
三線軌になっている標準軌の線路があります。
なお、車両展示についてはハイブリッド路面電車「ハイトラム」、
R291系(形状としては223-0系に近いもの)、キハ30の3車種が
展示されてました。
そして近くにあったRT-X13台車。
こちらは軸重減少抑制台車とのことです。
ここまで見たところである程度の時間もあるので移動しました。
年1でしか見れない施設なので貴重なものが見れてよかったですね。